覚醒

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私はポケットの中でエ〇ァのDVDを実態化させて替わりにゲ〇ターロボ(漫画版)を発動した。 「黙ってやられる気はないか……」 奴らの少し後方にいたのが私の変化を感じたのか何かを発動した。 奴らの中でもほとんどが何かを発動してそうでない者は後方へと下がった。 周囲に点線が刻まれた。 いや、周囲の生き物以外に点線が刻まれた。 私も奴らもその点線で象られた四角のマスの中にそれぞれ一人いた。 解らないけど回避………。 「!!」 私は数メートル後ろに飛び上がったつもりだった。 だが、私はその場に浮いただけだった………。 「さあ、貴様が先攻だ」 意味が解らない。 奴らの内一人が言ったのだろう。 だが、それが事実であるかのように奴はは移動も攻撃も防御さえしていない。 ただこちらをみているだけだ……。 ならば……… 「なっ……」 浮いている私はそのまま奴らの内数人を屠るつもりだった………。 だが…… 実際に攻撃して屠ったのは奴らの中の一人だけだった………。 そして私はその攻撃でその死体の上で移動出来なくなっていた。 いや、四角の中では自由に移動できる。 ただ、四角の上から出る事は出来ないし、先の一撃で使ってもっているはずのトマホークも消えていた。 奴らの一人がこちらに近づく。 そしてある四角の上にくるとそこで光線を腕から打ち出してきた。 いつもなら構えた時点で反撃しているのに身体は石になったかのように動かない。 そして打ち出されてから動くようになった身体で………迎撃不可!? なら回避!! 「掠った………」 あんな光線普段ならあれよりも反応におくれてもかすりもしない。 だが、私の身体は何かに邪魔されているかのようにゆっくりと回避行動を取り結果掠った。 「死にやがれ!!」 今は反撃できた。 投げつけたトマホークが光線を打ち出した奴を真っ二つにした。 実際はトマホークを投げつけた時点で奴らの固まっているところにビームを撃っていたのに身体はそうは動かずビームも出ずにただ事実として私はトマホークを投げつけただけで終わっていた。
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