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「あのあととは、どのあとでしょうか?」
「kingに行ったあと。」
「タクシー乗ったから。」
「ふーん。」
愛想を振り撒く気はない。
素っ気なく答えると香は
「宮本くんさ、瑠奈になんでそんなフレンドリーなのか知らないけど、ここ一応会社だし、瑠奈は宮本くんより歳上であって先輩でしょ?プライベートで親しくするのは構わないけど、会社でくらい敬語使いなさい。じゃないと瑠奈が他の社員から軽く見られるじゃない。」
と宮本くんの言葉使いを指摘した。
「すみません。気を付けます。」
「よろしい。」
クールな香はそのまま黙々と食事を開始した。
三人に沈黙が流れる。
宮本くんも香がいるからか、話をしなくなった。
先に食べ終えた私達は宮本くんに挨拶すると、食堂を後にした。
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