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私は足を止め、宮本くんのほうを見た。 宮本くんも足を止めた。 「あのねぇ。たとえ撃沈したってすぐ他の誰かにって切り替えられるほど、私は器用な人間じゃないの。だからホント諦めてよ。」 「無理。オレ本気だから。本気で瑠奈が好きになった。だから切り替えられるまで待ってる。」 待ってるって… なんか撃沈すること前提みたいな言い方だな。 「待たないで。」 私はまた駅に向かって歩き始めた。 宮本くんはついてこなかった。
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