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よし… 女は度胸だ。 もし会ってもニコッと笑ってダッシュすればいい。 ………ちょっと待て。 これ着ればいいじゃん。 と今着ていた洋服を持った。 そうだよ。部屋に行ってから着替えれば問題なし! タオルを身体から離し、下着を手にしたとき… カチャ… サニタリールームのドアが開いた。 「瑠奈~。着替え……」 一瞬の沈黙… 「あ、わりぃ。着替えがないと思って。 」 「キァァァァ~!!」 私は思わずその場にしゃがみこんだ。 「うるせぇ~」 マスターは自分の耳に指を突っ込んだ。 「ちょ!なんでまだいるんですか!そこは早く出て行くとこです!」 「ん~…いい眺めだと思って。」 とのんびり腕組をして立っている。
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