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目の前にはキングサイズのベッドがど真ん中に置いてあり、その大きさを主張していた。 私をベッドの近くに連れていくと 「このままここでオレが来るまで待ってろ。いいな?服なんか着るんじゃないぞ?」 「な、なんで!?」 マスターはニヤリと微笑むと 「脱がすの面倒だろ。」 と言った。 脱がすって! え!? そうゆうこと!? 「ま、待って!あの!まだ早いかと!」 「は?」 「だってさ?まだ気持ちが通じてからそんな時間経ってないし、心の準備とか、色々と準備中で!」 「だから、オレが風呂に入ってる間になんとかしろ。10年分お前に受け止めて貰わないとな。」 そう微笑むと私の腕を掴んでいた手を離し、部屋を出て行った。
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