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マスターがベッドに上ってきた。 布団を伝わって私に近づいてくる気配がする。 心臓が…壊れそう… 「瑠奈。」 ドクンッ!! 布団から顔を出せない私に、上から声がした。 「出てこい。こんなんじゃキスも出来ない。」 私は目まで布団から出た。 濡れた髪がマスターの色気を際立たせている。 どこまでも綺麗な人…… そっと私が持っていた布団をマスターは引いた。 顔全体が布団から出る。 「準備は整ったか?」 ま、まだですっ! って言いたいっ! でも…綺麗なマスターに声が出ない… そして…マスターのキスが降ってきた…。
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