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マッタリしている私達。 ん…? 今何時だ? ベッド脇にあるサイドテーブルの上の時計に目をやると… 「大変!!」 ガバッと起き上がった私。 「ん~?」 と隣のマスターは薄目を開けて私を見た。 「マスター!5時!!仕事!」 「ん~…携帯取って。」 私は慌ててマスターの携帯をサイドテーブルから取って渡した。 携帯を薄目で操作するマスター。 「あ~オレ。ちょっと遅れる。」 お店に電話してくれてるみたい。 「あぁ。瑠奈も一緒。頼むな。」 切った携帯を私に渡し、また目を閉じてしまった。 「マスター?」 「…………。」 「寝るの?」 返事は…ない… 仕方ない… 私はベッドを出ようと身体の向きを変えると 「どこいく?」 と後ろから声がした。
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