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それから定時の6時まで、黙々と仕事をした。 「瑠奈ちゃん、先に行くわよ!」 と先輩方が先にオフィスを出た。 あ~このままマスターんとこ行きたい… やっと行けるようになったのに、ついてない… 「瑠奈先輩。一緒に行きましょ。」 不意に呼ばれて、項垂れていた顔を上げるとフレッシュマン宮本くん。 「宮本くん、主役なのに何やってんのよ。早く行きなさいよ。」 「瑠奈先輩待ってたんです。」 「なんで?っつか、瑠奈先輩って何よ。言うなら高島先輩でしょ。」 「固いこと言わない!さ、行きますよ!」 腕を掴まれ無理矢理立たせられた。
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