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なんかつまんないなぁ~…
時計を見るとまだ8時半だった。
このまま抜けてマスターんとこ行こうかなぁ…
よしっ!
荷物を持って立とうとしたとき宮本くんが私の隣にきた。
「飲まされたぁ~」
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないって言ったら介抱してくれます?」
と上目遣いで私を見る宮本くん。
「他を当たってください。」
冷たくあしらうと、
「つれないなぁ~」
と項垂れた。
「私帰るからさ。」
と幹事のほうに行こうとすると、私の腕を宮本くんが掴んだ。
「ダメですよ。」
「は?」
「主役が帰っちゃダメって言ってるんだから、ダメです。」
私は荷物を置いて座りなおした。
「だってつまらないんだもん。」
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