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「ホントに瑠奈先輩は即答だなぁ。」 「考える余地ないからね。」 「好きな人いるんでしょ?」 宮本くんは上目遣いで私を見た。 こいつ…この上目遣いは計算だな。 私は騙されないからね! 私はまた自分の飲み物をグビッと飲むと 「宮本くんには関係ないでしょ?プライベートに踏み込んでこないでよ。」 「だって気になるし。」 「気にしなくて結構。」 「どんな人?かっこいい?」 人の恋バナで楽しそうな宮本くん。 「ホント、煩い。私帰る。」 荷物を持って宮本くんを振り切り幹事のところへ行って帰ることを伝えた。 私はそのまま出口のほうに向かって歩き始めた。
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