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冗談じゃない!
マスターと何も始まってないのに、なにこの誤解されそうな状況!
私は慌てて宮本くんの腕を掴みまた階段を上がった。
外に出て
「ちょっと!あんた主役でしょ!?何着いて来てんのよ!」
「いいじゃん。行こうよ。」
「行かないわよ!」
入ろうとする宮本くんを必死にとめる。
もぅ!どうしたらいいの!?
「入らないんですか?」
私の後ろでもう1つの声。
もぅやだぁ~…
この声は…マスター…
「うわぁ~。すっげーイケメン。」
そう言ったのは宮本くん。
私は恐る恐る振り返った。
そこには営業用の笑顔を張り付けたマスターが立っていた。
この二重人格め!
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