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「お店の人?」
宮本くんは私の耳元に口を近づけて聞いてきた。
私が答える前に
「ここのマスターをやらせて頂いてます。」
とニコヤカに答えるマスター。
もぅホント最悪だ…
「お席、空いてますよ。宜しければどうぞ?」
「だって。行こうよ。瑠奈。」
ヒェ~!!
呼び捨てってなんだぁ!
「呼び捨てすんな!宮本!」
小悪魔な微笑みだったハズの宮本くんは悪魔な微笑みに変わっていた。
わざと呼び捨てしたな…
マスターは笑顔で
「仲がよろしいですね。どうぞ?」
と…
結局お店に入った私と宮本くん。
ホントなら一人でカウンターのハズがテーブル席に案内された。
「へぇ。雰囲気のいい店だねぇ。」
とキョロキョロしてる。
「女の子、多いね。マスター狙いか。」
とカウンターを見た。
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