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「マスター…」 マスターはタバコに火を付けながら 「ん?」 と言った。 煙で細めた目がまた色っぽくて… 見とれてしまう。 「なんだよ。」 「帰らないんですか?」 「腹減ったからちょっとつき合え。」 「へ?」 つき合え? つき合えぇぇ!? 「運転しろ。運転手。」 「はい!」 何でもいいです! 何でもやります! なんて単純な私! だって嬉しいんだもん! 車を走らせ入ったのは… ただのファミリーレストラン でも店に入った途端に客と従業員の目線。 その目線は全てマスターに向けられていた。 見られるって疲れないのかな…
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