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この人、基本面倒くさがりやなんだな。 「マスターなら一声かければ、作ってくれそうな女性、沢山寄ってきそうなのに。」 「もっと面倒。それなら自分で作る。」 私はテーブルに頬杖ついて 「マスター…彼女とかいないんですか?」 「面倒な存在の何者でもないな。」 「今まで本気で好きになった女性はいますか?」 「いない。」 マスターは食べ終わりお水を飲んだ。 「マスターって可哀想な人生歩んでるんですね。本気の恋は素敵ですよ?」 「じゃあお前はあるのか?」 「はい!マスターに!」 笑顔で答えると 「聞くんじゃなかった。」 と謂われてしまった…
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