4

39/39
7991人が本棚に入れています
本棚に追加
/710ページ
今度こそマスターも助手席から降りて運転席に乗り換えた。 車の窓を開け 「ヤツには気を付けろよ。」 と言った。 ヤツ…? 誰だ? 「宮本とかいう男だよ。忘れたの か?」 「あ、あぁ!ヤツね!マスターの携帯ゲットで頭一杯ですっかり忘れてました!」 「呑気なヤツだな。まぁいい。何かあったら連絡しろ。」 あれ… なんか急に優しいな… マスターの中で何か吹っ切れたのかな? まぁいっか! 「はい!マスター気を付けて帰って下さいね。」 「あぁ。じゃあな。」 マスターは左手を上げて帰って行った。
/710ページ

最初のコメントを投稿しよう!