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今度こそマスターも助手席から降りて運転席に乗り換えた。
車の窓を開け
「ヤツには気を付けろよ。」
と言った。
ヤツ…?
誰だ?
「宮本とかいう男だよ。忘れたの
か?」
「あ、あぁ!ヤツね!マスターの携帯ゲットで頭一杯ですっかり忘れてました!」
「呑気なヤツだな。まぁいい。何かあったら連絡しろ。」
あれ…
なんか急に優しいな…
マスターの中で何か吹っ切れたのかな?
まぁいっか!
「はい!マスター気を付けて帰って下さいね。」
「あぁ。じゃあな。」
マスターは左手を上げて帰って行った。
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