渡部友和

8/31
前へ
/74ページ
次へ
私は18歳になった。 高校3年。 勉強を頑張らないといけない… とにかく数学がダメで数学の先生に聞きまくった。 でもどの先生も私を馬鹿にする。 「なんでこんな問題ができないんだ??」 「雪菜くんがどこがわからないのか先生はわからない。まずは自分でやってわからないとこがあったらまた来なさい。」 全部わからないんですけど~…とは言えず、私は数学を諦める事にした。 テストでは数学12点…。 このままではヤバイ。 学校の図書館で私は頭を抱えた。 「どうしたの~?」 優しい声で私に話し掛ける。 「あ、伊藤先生ッッ数学がわからないの。。」 「んっ、教えてあげようか~?」 彼は私の席からもう一席空けて座った。 「な、なんでそんなに離れるのよ…」 「じゃ、始めよっか(^-^)」 笑顔でボールペンを持ちカリカリと問題を書く。 「この問題は、わかる?」 「わ、わからない…。」 「そっかぁ…じゃあ、ランクを下げよう(^-^)この問題は??」 今までの先生とは違って、私のわからない所を探ってくれてる。 (字は下手だけど…) 「これはわかるみたいだね。じゃ、これも出来るんじゃない?やってみて?」 伊藤先生といると、時間があっという間に過ぎた。 もう閉館だ。 「ねぇ、メアド教えてよ!家でも勉強するんだ!!もし……忙しいなら…いいんだけど…」 目を逸らしながら、少し控えめに言う 「いいよ(^-^)」 そして、伊藤先生のメアドを受け取り、学校を出てから送るという約束を早速破って廊下でメールした。 ~♪ 伊藤先生[こら。ダメですよ(笑)] 「怒られちゃった(笑)」 すると図書館から伊藤先生が出てきて私の頭をコツいた。 「没収だあ~次はないぞ~(^-^)」 「いてぇ~…(笑)じゃ、せんせっ、登録しといてぬぇー♪さようなら~また帰ったらメールしまーす♪」 ~♪着信 友 「………。」 あのフォルダを見つけてから信じられなくなった彼氏… 別れたいなあ…。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加