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「ねぇ??なんで、寝てる時部屋を出ていくの嫌がったの??」
彼は、怒るなよ、と前置きをして言った。
「昔の彼女が俺が寝てる間にどっか行ったんだ、俺、彼女が部屋から居なくなって、裸足で外に出てコンビニ辺りまで行ったんだ。そしたら、彼女は知らない男の車に乗って行っちゃった。だから、雪菜は行くな…お願いだから、寝てる間に……消えないで。」
彼は少し震えた声で言った。
私は頷く事しかできなかった。
「大丈夫だよ。私はここにいるから……。」
この前見たユリナフォルダの話をする事は出来なかった…。
この事は、忘れよう…。
私は目を閉じ、震える彼を抱き締めた。
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