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「はい。今出ます。」
俺はそう言いながら玄関の扉を開けた。
「あっ!初めまして!じゃなくて二回目になるかな。覚えてるかな?ニアです」
はぁ…。
とうとう幻覚まで見えるようになったのか。
こりゃ重症だな…。
しばらく俺は喋る事ができなかった。
いろいろ考えた結果無言で扉を閉める事にした。
「ちょっと待って!私の事知ってるでしょ?うーん信じられないかもだけど、あなたが見た物は事実よ。それに関して少し話があるから、上がってもいい?」
よくよく見てみると、目の前にいる女性はやはり夢の中で一週間続けて俺の事を助けてくれたニアだった。
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