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「やめるです・・・!」 そらまめと名付けたテディベアを抱きしめながら涙目になる少女が叫ぶ。 3人の男達に囲まれてしまった。 少しぶつかっただけなのに、骨が折れたのなんだのと言いがかりをつけて彼女に迫ってくる。 お金目的じゃない。 ただ、彼女が欲しいだけ。 彼女もそれをわかっている。 周りの人は飛び火しない程度の場所から、ただ様子を見てるだけ。 助けてくれる人なんていなかった。
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