序章  希少異能力少年

3/17
前へ
/60ページ
次へ
今現在 校庭で行われているのは 多分、異能力の診断テストだろう 近代になってから 異能力者は 科学で開発できることが 判明したらしい アドレナリンがどうとか イオン原子がどうとか 実際僕もあんまり知らない 異能力者の強さは ランクで分けられている ランクはF~AAAまであり 未だにAAA(トリプルA) ランクの異能力者は 片手で数えられる程しか いないらしい、 あくまでも個人情報なので 正式な情報は断たれている 異能力者は大体才能だけ ランクが決まる だが少数は何かの切っ掛けで ランクが急激に上がることが あるらしい 基本 最低ランクのFランクは サイコキネシスならば TVのリモコンひとつ 浮かせられる と言った感じだ 勿論AAAランクとなれば 大体、100tは持ち上げる くらいなのだろう 実際は能力者 と言えど科学の力で 体をいじくり 一般人を逸脱した 力を手に入れただけの ただの人間だ 神の使いでもなければ 魔法使いでもない あと異能力者は有無を 言わさず傭兵部隊に 放り込まれる だがその分 すべての衣料品や 食料品が40パーセントOFF になるとかで 実は裏のほうでは かなり人気だったりもする 9割はこの異能力を 手にしたものは 日本の傭兵となり 《狗》(スレイブドック)と呼ばれ 残りの1割は 軍に所属せず傭兵部隊から 逃げ出したものを 《陰》(カゲロウ)と呼び さらにその9割にも1割にも 所属せず 何かしらのきっかけで異能力を手にしたものを 《昏》(トワイト)と呼ぶ、 この《昏》は 実際ほとんどいない 1億分の1と言われ 会うだけで幸運が 舞い降りるとさえ言われている そしてこの日本は アメリカとの平和 協定を棄て 戦争を起こそうと しているらしい 傭兵を集める理由は ここにあると僕は思う
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加