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「さて、では次に君だな?」
こんどは俺の横の女の子の方に視線をやる。
すると丁寧にお辞儀をして答えた。
「えっと、蟻我瀬 梨沙(アリガセ リサ)と言います。 不束者ですが、よろしくお願いします」
『よろしく~』
「さて、それでは質問タイムだな。 みんなで好きなだけ質問するといい」
「その前に1ついいですか?」
「なんだ水谷?」
水谷と呼ばれた女の子が先生の方を向くと、その隣にいた背の高い女子も一緒に立ち上がる。
「この子たちの役職はどうするんですか?」
「ふむ。 水谷、そんな些細な事は気にするな。 考えは出来ている」
そう言うと、今度は1枚の紙を取り出してきた。
そこには『生徒会役員表』と書かれている。
「正式に役員として認められるのは、この紙を理事長に出してから初めて認可される。
まぁ、今からそれを出すわけだが……一応これで問題はないだろう?」
先生はペンで何か書いてから、もう一度見せる。
そこにはこう書かれていた。
生徒会会長……水谷 亜弥
総務……五十嵐 楓
副会長……長瀬 隼
副会長……藤堂 瑞希
書記……蟻我瀬 梨沙
会計……藤堂 雫
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