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「生まれた時にアギトの命と引き換えに母親は死亡。
それが原因で元は優しい性格の父親が狂い始め、家庭内暴力でアギトに様々なことをした。
三日間ご飯をあげなかったり、虐待したり、それでアギトは耐えられなくなって大学へ飛び級した。
だが父親が学費を支払わなかったため、大学を強制的に大学を止めさせられた。
これはまだ彼が五歳の時の話だよ。
それから父親に暴力を振るわれるより自警団に入る方がマシだと考え、自警団に入団した。
しかし薬品会社の研究者として働いていた父親がミスを犯し、その場で殺された。
罪滅ぼしの為にアギトを実験体にして実験しようとした時に俺達が割り込んでアギトを助け、今に至った」
カチカチとパソコンで情報を見ながら話すラスト
「いわゆるドメスティックバイオレンス(DV)ってやつか」
「悲しい話ですね」
「アギトが子どもらしくないのはそういう理由だったんですのね。私、その話を聞いてアギトの事、まるで弟みたいに好きになりましたわ!」
彼らは誰一人として同情などというものはしていなかった
ただ彼らはこれからの人生をアギトにとって有意義であってほしい
そう願ったのであった
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