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「仲間に……なる。というかそれしか俺の口からは言えない」
「うむ。さすが天才少年!いい選択だ!」
少年はベッドから降りた
もちろんハンドガンも忘れずに
「さぁおいで。少年」
そう言って女性は少年の手を引く
治療室から廊下に出る
「そういえば、自己紹介がまだだったね?私はイーヴィア・ハミングウェイ。イヴと呼んでくれると嬉しいな」
彼女はペリドットのような深い緑の瞳で少年を見つめた
「……イヴは万屋で何をしてるの?」
「ふむ、いい質問だ。私は武器や薬を国の政府やら軍に頼まれて作っているんだよ。つまり私はこの世に数少ない錬金術師ってこと」
少年アギトは納得したかのように頷いた
「今から私を守ってくれている騎士達を紹介するよ」
彼女イヴは扉を開けた
「お、姫!」
「やっとその坊主、起きたのか?」
「坊主じゃなくて、彼の名前はアギトだよ」
「うふふ可愛らしい子ですね?」
「本当にこの子が天才少年ですの?信じられませんわ」
部屋にはイヴの騎士達が五人ほどいた
「紹介するよ。左からエリック、スタン、ラスト、イズーにシャロン。みんな!今日から私達の家族のアギトだ!仲良くしたげてね!」
「……家族?」
アギトはイヴが発した家族という言葉に疑問を持った
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