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「はぁぁぁぁあああ!?」
固定式の電話を耳に当てているイヴがいきなり耳をつんざくような声をあげた
「ちょっと!商談は明日だって言ったじゃないですか!」
何かご機嫌斜めなイヴをアギトは無表情で見ていた
「わかりました!はい、今すぐそちらに伺いますよ!」
ガチャンっと乱暴に電話を切る
「ありゃ、商談が今日になったって感じかな」
「だから姫、ご機嫌斜めなんだね」
ラストとエリックがやれやれといったような顔をする
「ちっ、今日はオフだって思ってたのにぃ!」
「で?今から中佐のところに行くのですか?」
イズーは舌打ちをしたイヴをよそに訊ねる
「うん、各自至急準備して!」
こうして一日早まった商談に行くことになった
「今回も二車使って行くよ。一車目の運転手はエリック、後部座席に私とアギト。二車目の運転手はスタン。助手席にラスト。後部座席にはイズーとシャロンでお願い」
早速それぞれ車へ乗り込み、発車した
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