21歳の最初の通院

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そこから記憶は曖昧だった。 医者の発言は…… 「……軽い肺炎と胃腸炎ですね…」 「はぁ…(自分は心臓が痛いと言った…はず)」 薬を貰い、電話をする。 世話人さんに迎えに来て貰い再びホームに帰った。 「ありがとうございます」 「無理はしないでね。 何かあったら電話するんだよ?」 「はい」 ―――…………… がちゃっ… (…部屋が汚い) 汗まみれになった服を脱いでパジャマに着替える ベッドに寝込むと… (心臓が……痛い) 胃よりも心臓に対する痛みが強くなっていた。 今まではこんな事無かったのに…… 「死にたく…ないよ」 涙をひと粒流し 友達にメールをした。
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