大部屋

2/7
前へ
/133ページ
次へ
朝日が差し込む時間帯に看護士さん達は動いていた。 (……朝、か) 自分は久しぶりに寝れたように、思えた。 心臓の痛みは落ち着いてるのか分からないが、 そんなに痛みはなかった。 「おはようございます。 体調の方はいかがですか?」 ふいに看護士さんが私に体温計を渡しながら話す。 「あまり…変わらないです……」 「そうですか。 後今日から大部屋に移る事になりましたからね。 ベッドの準備が整ったら行きましょうね。」 そう言い終えると体温計を返し 別の患者さんの場所に向かった。 その時の体温は 37℃
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加