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彼はいま
何を考えるだろう
誰を想うだろう
何を喜ぶだろう
何を悔いるだろう
彼なりの答えは
果たして見つかっただろうか
まだ見つかってないとしても
少しは前に
進めただろうか
それとも
少しも前に
進めてないだろうか
君の決心は
正しかったか
正しくなかったか
それを決めるは
私でないあなただ
いや違う
決めるというよりは
感じるというのか
彼の今までの
愛、心、言葉、営み
全てが全て
フェイクではなかった
そう思う
きっと
そう信じたいだけ
なのだろうか
彼は彼なりに
行動した
彼女は彼の行動を
嫌がったらしい
彼が辛かったときは
彼女も辛かった
彼が泣くときは
彼女も泣いた
でもそれが
彼は嫌だった
だから別れを告げた
しかし
彼女が嫌がったことは
そろそろ終わりを告げようとしている
忘れられなかった
彼女を
だから彼は
悩んだのだろう
考えたのだろう
私は
彼を幸せに出来なかった
彼の
愛、心、言葉、営みの影には
彼女の影が重なっていた
私はそれに
気付かなかった
彼を
幸せにしたかった
支えたかった
愛したかった
ずっと一緒にいたかった
私は本当に
何の偽りもなく
彼を愛していた
愛とはこんなに
儚いものなのか
彼はこれから
どんなアクションを起こすのだろう
また彼女と
一緒になるのだろうか
私とは離れて
私は彼を
待つべきだろうか
どんなに辛くとも
彼を待つべきなのだろうか
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