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「そこのボクゥ~見ない顔だナ?新しく来たんかい?」
全身黒一色の男が言った
その右側には細身の男
左側には傷だらけの男が居る
「あ…うン、昨日着いたばっか。」
ミケは緊張しつつも答える
「ふ~ん?で、名前なんつーの?」
黒づくめの男はにやにやしながら俺を見ている
「ミケ。君達は?」
俺は早く友達が欲しかった
だから、ちょっと悪そうな奴等だったが積極的に話かけた
「俺ァ…見ての通り…周りからはクロッて呼ばれてる」
(クロ…か。歳は多分俺の1コ上辺りカナ)
クロの右に寝ていた細身の男が口を開く
「僕はカオル。ミケやん、あの店員に話しかけられてデレデレしてたデショ?」
「ミケやんッて…」
俺は戸惑った
「気にすんなよ。コイツァ変なあだ名付けたがるんだ」
空を見上げながらクロが言う
「クロりん、ヒド~イ」
クロを横目にカオルが言う
カオルはよく喋る
「で、なんで?あの店員に話しかけられてチョットドキドキした?」
「う…ん、あんなに綺麗な人ハジメテだったから」
俺は恥ずかしがりなから答えた
『アハハハハ』
…クロ、カオル、傷だらけの男は同時に笑いだした
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