あの一言で

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悩みに悩み結局俺はかけるのを止めた。 「たくよ……お前はもうちょっと積極的になった方がいいぜ?」 そう言って、俺は矢野と別れた。 夏になっていくにつれ、暗くなるのが遅くなる。部活に入っていない俺はまだ明るい道をあるいていく。 ため息が止まらない。 ふと、俺は上を見上げた。快晴の空とかんでりの太陽が俺の心をほじくり出しているようで、気持ち悪かった。
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