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まずい、非常にまずい!
リリは恐らく魔王の血縁者。
リリが魔王に俺を紹介しようもんなら魔王との戦闘フラグは避けられない!
だが無理に断ってリリを泣かせたら魔王に殺される!
俺、絶☆体☆絶☆命
リリ「ついた」
訂正、絶対☆絶命する
\(^O^)/<オワタ
リリ「りりーぜるの名のもとに―開け―」
分厚い鉄の扉に魔方陣が浮かび上がり、扉は下に沈む。
ユイト「って下にかよ!」
魔王「それはこの城を建てさせた先々代に言ってくれ」
2メートルを越える身長の白い髪に紅い目の大人がいました。
リリ「ただいま」
魔「家出は楽しかったか?リリーゼル」
リリ「全然」
魔「だろうな。
所で、リリーゼルが連れてきた小僧はなんだ」
リリ「可愛い」
魔「成る程…」
え、あれで会話できてんの?
てか俺が可愛いってなんだ?
魔「小僧、少し話をさせてもらう。
リリーゼル、自分で探すんだ」
コクリと頷いて部屋から出ていく。
魔「小僧、名は?」
ユイト「ユイトだ、勇者じゃないぞ?」
魔「わかっている。貴様が勇者なら殺気を飛ばすなりして脅しているだろうな。
数日前、リリーゼルが家出すると言い出してな、序でに婚約したい者でも探してこいと言ったんだが…」
ユイト「それが俺だと?」
魔「門が閉まってるの見てうろうろしてるのが可愛かったらしい」
そこから観てたのー!!?
やっべ、すっげぇ恥ずかしい。
魔「あと、勇者のライバルらしいな」
何処から観てたのー!!?
魔「第二王子が勇者より先に魔王に会っているとはな…」
ユイト「リリはいつから観てたんだか…」
リリ「4日前」
変な刀を持ったリリが現れる。
魔「リリーゼルが家出した日だ」
リリ「ずっと観てた」
何そのストーカー怖い。
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