いきなり勇者旅立ちの日

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はい、現在魔王城に最も近い街にいます。 いやぁ、城の転移装置で最寄りの街まで来れるって楽でいいね! まぁ、俺の居た国から森挟んだ隣にあるんだけど。 ラクス「あれ?ユイト?」 勿論森を抜けた勇者がいるわけで。 どうやって誤魔化そうか…。 1「フハハハハァ! 我は魔王の手先ぃ!」 2「フハハハハァ! 親友の姿なら攻撃できまいぃ!」 よし、これでいこう。 ユイト「フハハハハァ! 我は魔王の手先ぃ!」 ラクス「な、なんだと!!? く、こんな街の真ん中では…。 しかもユイトの姿なんて…!」 ユイト「フハハハハァ! 親友の姿なら攻撃できまいぃ! 我を倒さねば魔王など到底倒せんぞぉ!」 ラクス「…仕方ない。 街の外で戦おう」 ユイト「フハハハハァ! いいだろうぅ、どのみち貴様は負けるのだからなぁ!」 うん、街のど真ん中で大声でこのやりとりは恥ずかしいね。
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