小さな命

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『さ、嶺ちゃん。行きましょうか』 忍先生に促され、車椅子に乗った マリアはあたしの手を握って、他の皆は後ろをゾロゾロとついてきた その光景に他の妊婦さん達は若干引きぎみで… まぁ、こんな団体引き連れた妊婦もいないだろうからね(汗) あたしとマリアは取り敢えず診察室へ通され、他の皆は廊下で待つように言われていた 『子宮口見てみるからねー』 「はい」 『え"っ!?』 最後の不満そうな声は勿論マリアである まぁ、大方私の嶺のそをんな場所を触るのか…とか思ってるんだろうけど(汗) 見てもらわない事には始まらないから無視(笑) 『まだ4センチだね、まだかかるよ』 「はーい」 それからあたしは点滴の針を腕に刺された 既に破水している為、赤ちゃんが感染症などにかからない為の抗生物質の点滴らしい
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