小さな命

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あたしの暴言にマリアは苦笑いしつつ、腰を擦ってくれたり、汗を拭いてくれたりと 忙しなく動いてくれていた 『嶺、呼吸法試してみよ、ね?』 「そ、そんなのっ…今むりっ…」 ホント痛すぎて呼吸法どころじゃない ちゃんと息すら吸えてない気がする 『ほら、嶺!吸ってー、吐いてー』 めげずにマリアはお手本を示すように呼吸法をやっている あたしもマリアについて、同じようにやってみるけど やっぱりそれどころではなかった 「も…いやっ、ねぇ!!まだなのっ!?」 そこに忍先生登場 また子宮口を調べると 『うん、そろそろ分娩室異動しましょう』 そう言ってくれたのはいいけど、歩いて行けとはどういう事なの!? この痛みの中歩きなの!? と、マジですか?って顔してみるも、ニッコリ微笑む忍先生 流石都さんのお姉様… 鬼に見えました
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