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「輪廻さん。体調はいかがですか!」
「!」
テッサイさん、顔近い
「大丈夫....。」
「良かった!輪廻ちゃん!」
隣でずっと看病していたテッサイさんと織姫さん
余程心配だったのか、織姫さんは抱きついてきた
だが、私は....
「...。」
「輪廻ちゃん?」
「離れて...。」
「へ...?」
「離れてよ.....殴られないうちに離れて...。」
「輪廻殿、お待ちくだされ。織姫殿は、」
「うるさい!!全員で騙して何がしたいんだ!!!」
ゴオォォォォ!!!
どす黒い霊圧
輪廻は織姫達から離れて仮面を取り出そうと左手を顔に掲げる
「待て!」
夜一さんが一瞬で私の左手を掴む
「落ち着け、輪廻。」
真っ直ぐな瞳 で真っ直ぐに見つめる
「.......。」
霊圧を抑える
「...いい子じゃ。」
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