苦手だ!!

2/20
前へ
/48ページ
次へ
季節は春。 入学式が終わって…約2週間が経った頃。 教室は物凄く賑わっていた。クラス委員や、友達などもでき…騒いでしまうのも無理はない。 俺もその一人だ。 周りを見渡せば、机に座り何かを語っていたり…ゲームの話…ドラマの話などをしている。 授業が終わった後なので、放課後なにをするか…などの声も聞こえる。 そんなことを見ていると、あるやつが俺の机の前にあらわれた。 「なあ、高城…」 この学校にきて最初に友達になった、中嶋 蒼太だった。 「なんだよ中嶋…。放課後の話か?」 「おー。よくわかったな」 まあ…なんとなく察しがついていたからな。 どーせ、ゲーセンの誘いとかカラオケの誘いとかだろうな。 「それでさあ、今日はカラオケ行かない?」 予想的中だ。 「ごめん…今日はパスするよ」
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加