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季節は春。
入学式が終わって…約2週間が経った頃。
教室は物凄く賑わっていた。クラス委員や、友達などもでき…騒いでしまうのも無理はない。
俺もその一人だ。
周りを見渡せば、机に座り何かを語っていたり…ゲームの話…ドラマの話などをしている。
授業が終わった後なので、放課後なにをするか…などの声も聞こえる。
そんなことを見ていると、あるやつが俺の机の前にあらわれた。
「なあ、高城…」
この学校にきて最初に友達になった、中嶋 蒼太だった。
「なんだよ中嶋…。放課後の話か?」
「おー。よくわかったな」
まあ…なんとなく察しがついていたからな。
どーせ、ゲーセンの誘いとかカラオケの誘いとかだろうな。
「それでさあ、今日はカラオケ行かない?」
予想的中だ。
「ごめん…今日はパスするよ」
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