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トイレの床に落ちているものなんて触りたくない。見てみぬふりをしたいくらいだ。
だが、何故か気になってしょうがない。
俺は、カンが床に触れてない所を持つことにした。
しかし…持ち上げてから気がついた。
やばい。
さっきこのカン、転がってたんだっけ…。
俺は溜め息を一つすると、深呼吸も一つした。
そしてもう、何も考えないようにした。考えてたらきりがないしな…。
俺は今度はがっしりと、カンを掴み、そしてカンの蓋をあけた。
思った以上に楽にあいた。錆びてないってことは、最近のだろうと思う。
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