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私が一番に見つけたのは…
ひとみだった。私は、あっ!と表情に出た。その瞬間、ひとみと目が合った。ひとみの顔も、あっ!となったが、焦るように顔を後ろ反らした…。
隣を見ると麻由の姿があった。
そういうことね。
どういうことかと言うと、ひとみは、麻由の言いなりに動いている。
麻由は私のことが嫌いだから、私と今、関わりを持つと麻由の機嫌が悪くなる。私を避けようとして、とっさに出た行動なんだろう。
もしかすると、ひとみ自身が私を嫌っていたのかもしれない。
どちらにしろ、ひとみの気持ちはよくわかった。
お正月に、年賀状を出した。
私は“成人式、会えたら写真撮ろうね”って書いていたの。
ひとみとは、当分会っていなかったため、本当は会うのがとても楽しみだった。
この行動は、写真撮らないってこと。わかった。もう近づかないね。今までありがとう。
私は、連絡をとらなくても…ひとみとはずっと友達でいられると思ってた。でも、違っていたのかな。
なんか、少し…いや、結構悲しかった。
けろがいるのかは、わからない。とりあえず、前を向こう。
そして式典が始まった。
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