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キスを交わすと先輩は優しく微笑み、そっと私の頭を撫でて、去っていく。
そんな日々がズルズルここ何日か続いていた。
キスしたあと去っていく先輩の後ろ姿を見ながら、なんでこんなことをするのか尋ねようと何度もしたけど、
先輩のキスは甘くて優しくて…
尋ねることでこの時間が失われるかもしれないという
怖さが勝り、どうしても聞き出せないでいた。
どうしても失いたくなかった、先輩のキスを。
甘くて甘くて、中毒性のある、あのキスをー
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