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唇が離された瞬間に先輩が優しく、耳元で囁いてくれた。
「大好き、愛してるよ、歌恋。
俺には歌恋しかいらない」
…意識が朦朧としていたせいか、私は素直に先輩の言葉に頷いていた。
何度も何度も頷いていて、
いま先輩がいってくれた言葉を心のなかで繰り返す。
心の奥に刻みつけられるように
だって…こんな幸せなこと…
これ以上に幸せなことなんて、この世にないと思えたから。
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