650人が本棚に入れています
本棚に追加
208: 本当にあった怖い名無し:2011/05/26(木) 23:49:41.12 ID:WgFZzPTu0
結局C子はかくれんぼ中にこけて頭打って気絶していたと言うことで病院に運ばれた、
その日の夕方には目を覚ましたらしい。
一方で俺ら3人は死ぬほど説教食らったが、
俺はさっきの光景が目に焼きついていてろくに説教も聴いていなかった。
それから数日はC子は何もなくぴんぴんしていて近所のクソガキの上に君臨していた、
おれも、アレは暑さでおかしくなってみた幻だろうと思い込み始めていた。
しかし一週間ほどしたころからガキの俺らの目にも見えてやせ始め、しまいにはかその姿を見なくなっていた。
どうやら、何かの病気をしたらしく俺は母親に連れられてA太B朗やらと一緒にC子の見舞いへ行った、
そこにいたC子は以前の憎たらしく太っていたC子ではなく
ずい分とやせ細った姿だった、しかもやせているのではなく見るからに肌に水気がなく、
子供とは思えないほどしわだらけになっていた。
あの時の干物の2,3歩手前というかんじだった、俺はもうこいつ死ぬんだなと思った。
見舞いから帰るとにおれは母親に例の爺さんと串に刺されたC子のことを話した。
母は俺の話を聞き終えると、そう、と一言だけ言ってどこかに電話をかけた、そして電話が終わると。
明日その時のことを聞きに人が来るから正直に答えなさいと
俺に言った、普段にもまして辛気臭いな、と俺は思った。
最初のコメントを投稿しよう!