アカエ様

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と思うと、 後ろから大人の声で「コラー、ドくそがきが!あんだけここでかくれんぼすんなっていってんだろ!」と 怒鳴る声がした、振り返るとA太の父。 どうやらC子が見つからなくてあせった二人が大人に報告しに行ったようだ。 俺はC子が干物になってしまったことを伝えるのと 変な爺さんから逃げるのにでA太父のほうへ駆け出していた。 かなり本気の拳骨ともう一怒鳴り食らっておれが、 C子のところまでひっぱってA太父をつれていくと、干物ではなく太ったままのC子が倒れていた。 あの爺さんも、串で刺された跡もきれいさっぱりもなくなっていた
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