第一章 はじまり

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イタリアのミラノ。世界的にサッカーが盛んな地域である。 ACミラン、インテルミラノとビッグクラブの本拠地である。 ここに日本人の少年がACミランのユースに入るためトライアウトをしにやってきている。 少年の名は松田玲緒(マツダレオ)。15歳で単身イタリアへやってきた。 もちろんACミランのユースといえば名門中の名門でイタリア国内はもちろんのこと世界中から入団希望のトライアウトを受けに来る少年達がいる。 松田は幼い時から親の仕事の都合で海外で過ごすことが多かった。パラグアイ、チリといった南米やフィリピン、インドなどのアジアの国にも行きイタリアやオランダといったヨーロッパの国々にも短いながら滞在した。 5歳の時にパラグアイでサッカーと出会った。ちゃんとしたピッチはなく裸足の子もいたストリートサッカーだった。 しかし、あっという間サッカーの魅力にハマってしまい来る日も来る日もボールを追いかけた。 その後、松田は様々な国に行くがサッカーが松田コミュニケーションツールになった。
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