番外編.麻里&良樹fam

3/6
507人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
――麻里side 「暑い~」 麻里はよっしーの試合を見に来ていた。 麻里達の学校の野球部はよっしーが入ってから、どんどん強くなっている。 野球部の目標は甲子園出場と言っていた。 去年はよっしーがけがで出れなくて、地区予選2回戦で負けてしまったらしい。 だから「今年は、先輩達を甲子園に出させたい」とよっしーが言っていた。 試合が始まり、最初は麻里達の学校が勝っていた。 けど、蒸し暑さと緊張か、よっしーは後半になるにつれボールの速度が落ちるし、打てなくなった。 麻里はそんなよっしーがほっとけなくて、気付けば 「よっしー!!頑張って!!応援してるから!!」 と叫んでいた。 丁度、吹奏楽の人、応援してる人、が静かな時だったから麻里の声は球場に響いて、よっしーにも聞こえたみたい。 よっしーは麻里の方を見ると、小さく頷いた。 それから巻き返してきたけど、試合が終わってみれば 7ー6 後、1点足りず、よっしー達は負けてしまった。
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!