09.花火大会

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「天城くん。おはよう。」 「…………」 あの日から天城くんは私達と距離を置くようになった。 距離を置く。というか離れていった。 お昼だって私が誘おうとすると一人でどこかに行ってしまう。 放課後だって、すぐ先に帰ってしまう。 そんな中席替えをしてしまって私は天城くんと離れてしまった。 「あみたん、康太となんかあったの?」 「亜美、何があったの?」 俊也も絵美里も心配してくれたけど私は理由を言わなかった。 私は天城くんと話さなくなった。
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