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「亜美ーいいかげん起きなさいよー」
夏休みに入り、俊也、絵美里、麻里と遊んでいるけどみんなの予定が合わないときは遊べないから遊ばない日はとてつもなくひまだ。
私は朝からベッドの上でゴロゴロしていた。
宿題やらなきゃ………やる気でない。
私はそのままゴロゴロしてふと近くにあった携帯を開く。
そしてメールの受信ボックスを開く。
中を見てくと鍵のついたメールがたくさんある。
「……天城くんは今何してるんだろう……」
天城くんのメールは全て保護していた。
天城くんのメールは絵文字のない質素なもので短い文章ばかりだけどそれでも私は嬉しかった。
ちょっとの事でも天城くんからメールがくることがうれしい。
私、変なのかな?
そんな事を思っているとピンポーンと聞こえてお母さんが「はーい」と言って玄関を開ける音がした。
そして誰かが私の部屋に近づいてくる足跡もした。
「あみたーん?」
ドアが開いたと思うとそこには俊也。
「うを!?寝てた?起こしちゃったらごめんね?」
ヘラヘラとそう言いながらズカズカと勝手に人の部屋に入ってくる。
「あみたん、今日花火大会行こう。」
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