09.花火大会

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「俊也ー」 私が待ち合わせ場所に着くと俊也と麻里と荒川くんがいた。 「あ、麻里と荒川く………え!?」 麻里は私に気づくと「亜美ちゃん!」と言って手を振る。その手の反対側は荒川くんと繋がれている。 「亜美ちゃん、私よっしーと付き合うことになったの。」 「色々あって付き合うことになったんだって。」 俊也はそう言うと少し顔を赤くした荒川くんをいじる。 「笹山。そういうことだから、俺等先に行くわ。」 「はーい!楽しんで来てねー!」 麻里と荒川くんは2人で花火会場に入っていった。 「それにしてもあみたん浴衣可愛い!」 「絵美里は?」 「あー………後で来るって~」 俊也と2人きりになった。 思ったけど俊也、髪の色変えたなー……茶色から金髪になってる…… 「俊也、金髪似合うね。」 「ん?え、あ、そう?あみたんにそんな事言ってもらえるなんてうれしい!」 俊也はニコッと笑って歩き出した。 私も俊也の後に続いて歩き出す。
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