年下のプロ選手

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隼人『アメリカはどうだ?』 達也『本当、勉強になりますよ。外野だけでなく捕手の練習までさせてもらいました。』 隼人『なら俺の代理も大丈夫だな?』 達也『それは無理です。』 隼人『なんでだ?』 達也『シルバーキャッツのキャッチャーは佐倉先輩だけですよ。』 隼人『いやいや、俺が故障したらどうするんだよ。』 達也『無理矢理出て下さい。』 隼人『いやいや無理だろ!』 梓『♪』 翔子『梓…先輩?』 梓『何?』 翔子『…暑くないですか?ぬいぐるみで…』 梓『そう?』 (注意…梓の車です。) 隼人『あ、今日車検から上がるんだな。』 梓『そうだよ?』 達也『車検?』 隼人『車を買ったんだよ。』 達也『でも新車なら…』 隼人『中古車だから。』 達也『え!?』 翔子『新車買いましょうよ佐倉先輩!』 隼人『いやいや、新車買ってもあまり乗らないし…』 梓『ほら言われた…』 隼人『いいんだって。梓の車だけで、新車は。俺にはバイクもあるし。』 翔子『やっぱり奥さまには甘いんですね。佐倉先輩』 隼人『そうか?とりあえず、飯食べてる間に取りに行くか…』 梓『わかった…』 翔子『え?どうしたんですか?梓先輩。』 梓『え!?ううん!なんでもない!』 隼人『大丈夫だよ。梓はこの車運転してくれ。』 梓『良かった♪』 翔子『ちなみに佐倉先輩の車って?』 隼人『中古車だ。』 翔子『それは聞きました。』 梓『これだよ?』 翔子『どれどれ…!!?』 達也『ど…どうしたんですか?長野さん。』 翔子『…見たらわかりますよ…』 梓『はい♪』 達也『スポーツカーか何かじゃ…!!?佐倉先輩?』 隼人『ん?ダメか?ワゴン車。』 翔子『…これ、いくらですか?』 隼人『300万ぐらいかな。』 達也『…新車に近い…』 梓『隼人も新車でスポーツカー乗ればいいのに…』 隼人『車は乗れてなんぼだよ。かっこよくとかはいいから。』 梓『…でも隼人らしいよね♪』 隼人『そうか?』
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