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結局、俺達は87対56で先輩達を打ち負かした。
そのまま居酒屋の息子のマナブの家に雪崩れ込む。
恰幅のいいマナブの親父さんの目があるから、ジュースで乾杯なのは物足りないが、机に並べられた料理に、思春期の胃袋が騒ぎ出す。
「悪ぃなマナブ。俺達、マジで金欠なのに奢ってもらって!!」
唐揚げを2、3個口に頬張りながら、礼を言う。
「良いって!!おまえ等がウチで打ち上げしてくれるだけで、ギャラリーらも付いて来るから、コッチこそ助かってるさ。」
実際、試合会場から付いて来た見知らぬオンナの2人連れやらグループやらで、まだ夕方の5時過ぎと言う居酒屋のアイドル(空き)時間にも関わらず、ほぼ席が埋まっていた。
こんな事もしょっちゅうだから、親父さんも日曜日の晩にもかかわらず、土曜日並みのバイトをシフトに入れていた。
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