僕のもの

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知ってます。 副長が沖田さんのことを 好きなこと。 沖田さんが副長を 好きなこと。 二人は両想いってこと 知ってるのに 分かってるのに ねぇ。 なんで なんで体はいうこときかないの 一生懸命 諦めよう、と頑張った。 でも 今だってこうして… 「ハァ…!やま… ハァざき!!!」 副長の口内を犯してる。 「やめ…ろ ハァ ……ざき…」 俺の名前を途切れ途切れ言う副長。 ゾクゾクする… 誘ってるよね トロンとした目 呂律が回らなくなって 甘い声で喘ぐ口 すべてを 俺のものにしたいんだ 副長、 沖田さんじゃなくて 俺をみてください… 俺はなんでもしたよ? あなたが「監察」の仕事を 俺に託したからこそ 全力でやりきった 時には 情報を得るため 盗み… 体をうったりした 天人に犯されるのは吐き気がした 悲しかった 苦しかった 逃げ出したかった でも副長に 認めてもらいたかった。 副長のため そう言い聞かせてきた。 でも副長は沖田さんとーー… 考えただけでも 頭がサイレンを鳴らす 「ハァ… そう…ご」 ほらね。 鳴りつづけてる。 総悟? ちがうでしょ 山崎、 でしょ 呼んで 呼んで あなたの声で その愛しい確かな声で 俺の名を。 「そうご … ハァハァ 」 嗚呼 もういいや 副長 あなたのせいです。 僕は 副長の制服を 剥ぎ取ったー。 ------------
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