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「うんまぁぁぁぁぁ~」 このばかなくらい幸せそうな声をあげているのは、まぎれもなくあたし。 最近出来た、美味しいと評判のスイーツ店。 ”チョコミルフィーユ~苺風味~”がたまらなく美味しいのだ。 「もう3皿食べてんだけど。もう行くよ~。」 友達の優奈があきれ返った声を出す。 高校1年生の春。 学校にやっと慣れたようなこの時期。 あたしは、恋をしていた。 隣のクラスの永田くん。 かっこよくて、スポーツできて。 あたしの理想のタイプなのです。
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